2018年4月7日土曜日

2018東京マラソン(その3)手荷物預けなしランナー

2018年2月25日(日)東京マラソン 
つづきです

レンタカー

10kmを過ぎると、復路のコースとしばらく重なります。
先にスタートした車イスのランナーとすれ違っていきます。


そして、気になるには、自分の走りよりも先頭争い。キプサング選手はトップにいるのか、日本人選手はどれぐらいの差で追いかけているのか。

位置どりをセンターラインに近い方に寄って、様子を伺います。




前方に東京スカイツリーが見えるポイントあたりで、先頭集団が近づいてきました。


設楽悠太選手と井上大仁選手が先頭集団について走っているのが確認できました。
(この時、キプサング選手は確認できず、レース後、棄権をしたことを知りました。)

日本選手は第2集団だろうと思っていたので、ちょっと驚きました。

その後も、日本の有力選手とすれ違って、自分の走りを忘れて、応援しながら進んで行きました。



13km過ぎ蔵前一丁目の交差点で、ランナーが三方向に分かれます。


往路は直進して浅草方面へ、沿道は応援する観客、道路上はランナー、人で埋まっています。



キロ6分を切るペースで進んで行きます。




雷門が見えてきました。昨年から序盤に通過するようになったので、余裕を持って、沿道の応援や景色、建物を楽しみながら走っていきます。




雷門前を右折すると、前方にはスカイツリーとアサヒビール本社ビル、下町の風景です。


神谷バーのあたりが15km、この5kmは28分57秒でした。


まだ、身体には大きな異常なく、天気も曇りで、汗の量は少なくペースが遅いことを除けば順調です。


蔵前一丁目に戻り、今度は左折、昨年からの新コースに入ります。


ここからは細かなアップダウンが続きますが、新コースになってから一番きついアップダウンは、隅田川を渡る蔵前橋、しかし、前半ということもありあまり苦になりません。
むしろ、スカイツリーや両国国技館などを望むことができ、リフレッシュできました。






両国、江戸博物館前を通過して、森下、清澄白河、門前仲町へ


以前、大江戸線沿線一周を何度か走ったことがあり、結構、見慣れた風景ですが、道路は往路も復路もランナーで埋まっています。



20km地点までの5kmは、29分3秒で通過。29分前後のペースで安定してきました。


そして、コースは、"あの"富岡八幡宮前の折り返しへ。
今年は、富岡八幡宮の前に「あの」がついてしまうほど、別の意味で話題になりました。


太鼓の賑やかな応援を受けて、折り返します。



ほどなくして、中間点を通過。2時間2分31秒。
2週間前の姫路城マラソンよりも2分半ほど遅く、やはり4時間切りは厳しく、4時間10分切りが現実的な目標に感じます。

このあたりで、沿道から「設楽悠太が日本新記録更新したぞ!」という声がかかりました。
一早いタイミングで知ることとなりました。
(まだ、自分は半分しか来てないのかと。。虚しさも感じました(笑))


22km過ぎに、大きな給食エイドがあります。
2年連続出場なので、給水・給食の場所・中身をある程度覚えているので、ここで後半に備えて、しっかりゼリー、羊羹、果物など補給しました。



帰りの蔵前橋のアップダウンも、ペースを落とさず走り、三たび蔵前一丁目の交差点に戻ってきました。



最後尾の収容車ハトバスを見ながら、25kmを通過。この5kmも29分ちょうど。安定したペースです。



同じぐらいのペースで走る欧米の長身のランナーの方の位置どりを見ながら、自分のペースを確認しつつ、30km以降に備えます。


浅草橋、水天宮を通過し、再び、日本橋エリアへ
また、応援が増えてきました。


左折すると、銀座エリアに入ります。若干、足の疲れは感じるもののペースは落ちていません。


昨年から銀座は1度しか通らないので、コースの幅は倍になります。スピード感がなくなり、ペースが落ちているのではないかという感覚に陥ります。




しかし、銀座を走るのはやはり、気持ちいいです。


銀座四丁目の交差点を右折すると30km地点。この5kmは28分54秒。
30kmまでは安定したペースで来ることができました。
ここからが勝負です。


銀座・日比谷エリア、左には鳩バスと警察車両が並んでいます。
おそらく、車侵入テロ警戒で厳戒態勢となっています。


日比谷交差点を左折しすると、残りは、品川まで、日比谷通り・第一京浜を走り折り返します。

昨年からコースがフラットになったものの、昨年走った感じでは、ビル風や広すぎる道幅など精神的にもきつい要素があり、そんなに楽ではありません。


ここからペースを上げようと思ったのですが、足が止まり、呼吸がきつくなり、ペースが落ちてきました。

しかし、日比谷通りは、知人が多く応援に来ているので、辛くても頑張ろうと思い踏ん張ります。


東京タワー、増上寺を通過して、田町へ
一番、長く通勤していたエリアで懐かしく感じます。

しかし、ペースは徐々に落ちて、キロ6分を超えてしまいました。



35km地点、この5kmは30分47秒。30kmまでは余力があったので、ペースを維持したかったのですが、動きがかなり鈍くなってしまいました。


品川・高輪の折り返し、風も多少感じますが、ほとんど影響ありません。しかし、今年は苦戦しています。


残り7kmが近そうで遠く感じます。


道幅が広く、応援があるので沿道寄りを走りたいのですが、少しでも距離を節約したいので最短距離のセンターライン沿いを走ります。


途中、AEDを装着、救命措置をしている現場も遭遇。回復して救急車に運ばれるところだったので安心しました。


札の辻の交差点で、東京タワーが見えました。足が動かず「ショートカットしたい」そんな衝動に駆られました(笑)。(地図で見たら、ほとんど距離は変わらないですが)


もっとしっかり練習をすれば。。。そんな反省をしつつ、残りの距離を苦しんでいます。


芝公園を過ぎて、御成門、内幸町。普段は地下鉄を利用している街なので、遠く感じます。




それでも残り3kmの看板を見ると、早く終わりたいという気持ちと、もうしばらく東京マラソンを走ることはないかもしれないという寂しい気持ち、両方が入り混じった感情になりました。


40km地点通過。この5kmは33分46秒。4時間10分切りも難しくなりました。


ラスト2.195kmは、もう楽しむことに切り替えました。


日比谷交差点を右折して、丸の内仲通りへ
残り1kmは、道幅も狭く、たくさんの沿道からの声援を受けて、花道のように、とても気持ち良い道です。


ここは、思った以上に長いのですが、早く終わって欲しいような、ずっと続いて欲しいような複雑な心境になります。





そして、ついに東京駅の赤煉瓦の駅舎が見えて、左折。


4時間13分。過去3回でワーストのタイム。
覚悟はしていたものの悔しい結果となってしまいました。


それでも2年連続東京マラソンを走れたのは貴重な体験でした。


レース後、ナンバーカードのカラーで、帰りのルートが異なります。


ルートの途中、ワールドマラソンメジャーズ (東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)の完走者 Six Star Finisher のメダル授与、記念撮影のブースは多くの国の人々が並んでいました。


東京が最後に仲間入りしたこと、欧米以外では東京だけということもあり、東京マラソンが最後6つ目のマラソンという方が多いのではないかと推測されます。


その後は、完走タオル、完走メダル、防寒シート、食べ物・飲み物を受け取りました。






さらに手荷物無しランナーは、ポンチョとフリースがもらえます。
ポンチョは聞いていましたが、フリースも貰えると思わなかったので、嬉しかったです。




そんな訳で、走った後の防寒は万全です。


手荷物預け有りの場合は、日比谷公園か大手町で荷物を受け取る必要があり、かなり歩かなければいけませんが、手荷物預けなしの場合は、歩く距離は短くてすみました。




行幸地下通路から入って、朝荷物を預けた Marunouchi Bike & Run に戻り、シャワーを浴びて、着替えをしました。


今回は、フィニッシュ地点近くのランステを利用しましたが、スマホか地下鉄乗車券があれば、新宿のコインロッカーを利用したり、自宅からそのまま走る格好+古着で出かけるという方法でも大丈夫そうです。

次、いつ走れるか、分かりませんが、東京マラソン走る際には、また色々試して見たいです。




LAP TIME
  0-  5km 29:33 (5:54.6/km)
  5-10km 28:36 (5:43.2/km)
10-15km 28:57 (5:47.4/km)
15-20km 29:03 (5:48.6/km)
20-25km 29:00 (5:48.0/km)
25-30km 28:54 (5:46.8/km)
30-35km 30:47 (6:09.4/km)
35-40km 33:46 (6:45.2/km)
40-Finish 14:24 (6:33.6/km)

前半 2:02:31 (5:48.4/km)
後半 2:10:29 (6:11.1/km)

ネットタイム 4:13:00 (5:59.8/km)
グロスタイム 4:18:54 

過去の東京マラソンの成績
2012年 4:06:57 完走記
2017年 3:55:11 完走記
2018年 4:13:00

参加賞・完走賞:メダル・バスタオル・Tシャツ、防寒シート・水・ポカリスエット・バナナ・ランチパック・カロリーメイト・東京メトロ24時間乗車券
(手荷物預けなしランナー):フリース、ポンチョ

2015東京マラソン (ボランティア編) http://bit.ly/1ATerIi
2014東京マラソン (ボランティア編) http://bit.ly/N4IQPF
2013東京マラソン (ボランティア編) http://bit.ly/YVahep
2011東京マラソン(5回目のボランティア編) http://bit.ly/hkTwT7

2018東京マラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト Tokyo Marathon 2018 https://youtu.be/IkEkjltaxls

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)