2009年10月28日水曜日

箱根駅伝予選会 結果検証

箱根駅伝の予選会が終了して、来年正月の出場チームが決まりました。

改めて、チーム平均ラップタイムから結果を検証してみます。

まず1位通過の駒澤大学
参加大学中、唯一の前半よりも後半のほうが早いネガティブスプリットです。
安全策をとって無理をしない走りが、よい結果を生みました。
本気を出したら、10時間切りも狙えたかもしれません。

2位の東京農業大学
最初の5キロ平均が14分53秒でかなり飛ばして、後半も粘りました。
打倒駒澤で1位通過狙いがうかがえます。

3位 上武大学
昨年と同じく前半と後半がほとんど変わらないラップを維持しています。
予選会はオーバーペースになりがちですが、よく前半我慢ができています。

8位 青山学院大学
昨年は集団走でペース配分重視でしたが、今回は積極的にいって後半もがんばりました。

10位 亜細亜大学
後半ペースを上げるのが、亜細亜のイメージでしたが、ラスト5キロ失速しています。

11位 拓殖大学 
インカレポイントで逆転されました。
最後の5キロが15分51秒で失速してしまいました。
予選通過校は最後の5キロは15分45秒以内なので、そこで明暗が分かれました。

12位 法政大学
昨年と違い最後の5キロで粘ることができました。それが復活につながりました。

13位 国士舘大学
後半も粘りの走りができていましたが、コンディションが良く他校が失速しなかったこともあり、おしい結果になりました。最初の5キロが抑えすぎました。

15位 順天堂大学
昨年以上に、最後の5キロで失速してしまいました。トラックでは結果を残していましたが、
長い距離に対応できる選手が少なかったということでしょうか。

16位 神奈川大学
こちらも、最後の5キロで失速しました。アクシデントを抱えたままの選手が多いのか
後半もちませんでした。

やはり、こうしてみると最後の5キロの走りで、明暗が分かれています。

最後の5キロは15分30秒台でまとめることが重要と書くのは楽ですが
実際走る立場からすると、できるだけ前の位置でと思うと、なかなかそうはいかないのでは
と思います。

第86回箱根駅伝予選 完走10名の平均ラップ




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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)