2012年9月2日日曜日

2012北海道マラソン(その2:レース編)

つづきです

この北海道マラソン、事前に考えていた目標は、
気温が20度以下に下がったら、自己ベスト(3時間43分台)
暑くなったら、北海道マラソン自己ベスト(3時間59分台)
欲を言えば、北海道での自己ベスト (3時間55分台:別海町)
      今期自己ベスト (3時間52分台:長野)

これぐらいのタイムを考えていたのですが、前日の体調不良もあり、9/16には信越五岳110kmのトレイルもあり、とりあえず完走を目指して走ることにしました。



大通り公園をスタートして、まずは札幌のメインストリートを走ります。4年前までは、中島公園がゴールで40キロの最終関門を通過した人だけが走れる道でしたが、残念ながら、当時は関門が厳しく一度も走れませんでした。なので、すすきののビル街を見ると、何とも感慨深かったです。




昨年までのスタート地点中島公園の前を左折して、徐々に身体が慣れてくるかと思ったのですが、湿度の高い天気で大粒の汗をかき、なかなかペースがあがりません。



5キロ地点を通過、30分10秒、スタートロスを考慮しても29分25秒、6年前だったら、関門閉鎖時間でリタイアしなければいけないタイム、ここ1年の最初の5キロと比べて4分遅いタイムでした。遅くとも27分30秒で走れるだろうと思っていたので、走っている感覚と実際のタイムとのギャップに、果たして完走できるか、かなり不安になってきました。

5キロ過ぎ、初めての給水で、喉を潤したら、多少楽になりましたが、ペースは全くあがりません。でも、とにかく後半に大失速することだけは避けたいので、遅くともこのペースで我慢することにしました。

創成トンネルをくぐり札幌駅のある中心部へ、応援も増えてきます。
10キロまでの5キロは、28分31秒、下りが多いところですが、やはり思ったほどペースが上がってきていません。






このあたり、気温が若干下がって、雨がぽつりぽつりと降り始めてきましたが、本格的に降ることはなく、またすぐにやんで、湿度だけ異常に高く、暑い状態が続きます。

ジェルなど栄養分も早めに補給して、ガス欠にならないように気をつけます。

15キロは、28分53秒、低いペースで安定してきました。この夏は、奥武蔵78キロなど、暑い中走って、暑さの中の走りも慣れてきましたが、冬のように速くは走れません。ひたすら我慢の走りでした。

このあたりから、折り返しの先頭集団、誰が先に戻ってくるか、対向車線が気になります。最初に現れたのは、やはり川内優輝選手、スローペースのようでしたが、余裕の走りで、後続集団を離して独走していました。



このコースの最難関の長く続く直線道路、新川通りに入って、20キロ通過、29分7秒。順調に?ペースが落ちています。それにしても、20キロまでがとてつもなく、長く感じました。
給食所では、バナナ1本味わって食べて、後半に備えました。



中間点は2時間3分で通過、最初の5キロですでに4時間を超えるペースだったので、このタイムでも仕方ないところ、問題は後半しのげるかでした。

給水所の他に、私設エイドなども増えて、十分に水分を確保できてきましたが、給水所で歩いて補給するようになりペースが落ちてきました。

25キロは31分5秒で通過、30分を超え始めて、これ以上ペースが落ちると危険な状態に入ってきました。


折り返し地点、当初は折り返し後、ペースを上げる目論見でしたが、この暑さで、ゆっくり走っていてもスタミナが消耗して、ペースが上がらず、落ちる一方です。



ただ、折り返しですれ違うランナーの列が続いて、最後尾の収容車までは、まだ十分な距離があったので、ちょっとほっとしました。

30キロは、ちょうど3時間で、この5キロは31分48秒。もう、歩かないことだけが目標になってきました。

北海道より気温が高かった奥武蔵ウルトラマラソン78キロの方が楽に感じるほど、今回はなかなかペースが上がらず苦しみました。

ようやく長い新川通りが終わり、残り10キロを切って、何とか完走が見えてきました。

35キロは、34分51秒、失速してきました。もうこれ以上落としたくないですが、なかなか身体が動きません。



ここから、沿道の声援を励みに前へ前へ進みました。
残り5キロを切り、北海道大学構内へ、緑が多く、ようやく涼しさを感じます。



このあたりは、スパートをして一気にペースを上げる人、足を引きづりながら歩いている人、仮装している人、悲喜こもごもです。

40キロは、4時間8分、この5キロは34分23秒で通過。とりあえず、さきほどより多少ペースが上がって、ガス欠も起こさず無事ゴールができそうです。


クラーク像の前を通過して、(小さすぎて見過ごすとろでした。)
北海道庁の赤レンガへ、3年前は、サブ4を目指してこの2.195kmを11分30秒(自己最速)で走り抜けましたが、今回はゆっくり雰囲気を味わいながら走りました。



(動画も撮りました。)

最後は大通り公園手前の道路をゆっくりとゴール、4時間24分。
土曜日、そして、最初の5キロは、果たして完走できるかと思ったのですが、
「北海道まで来て、手ぶらで帰るわけにはいかない」と思って?完走メダルをゲットしました。









ゴール後は、ホテルに戻ってシャワーを浴びました。
テレビでは北海道マラソンの生中継(地元ローカル)が続いていました。








LAP TIME
0- 5km  30:10 (6:02/km)
5-10km  28:31 (5:42/km)
10-15km 28:53 (5:47/km)
15-20km 29:07 (5:49/km)
20-25km 31:05 (6:13/km)
25-30km 31:48 (6:22/km)
30-35km 34:51 (6:58/km)
35-40km 34:23 (6:53/km)
40-Goal  15:19 (6:59/km)

前半 2:03:37
後半 2:20:30

ゴール 4時間24分07秒

参加賞:Tシャツ、ランドリーバック、もち、水、バナナ、おにぎり

その3へつづく

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)