つづきです。
2A(23.9km地点)を過ぎると、再び、緩やかではありますが、上り坂が始まりました。ボディーブローのように、徐々に足に来始めます。気温も10時近くなり、上昇してきました。
それでも、変化に富んだ景色で、気持ちを紛らしながら、時折、一匹の蜂に何十メートルもまとわりつかれながら、登って行きました。
(昨年は、序盤で、蜂の大群に遭遇して、蜂に刺された人が多数発生したようですが、今年はそのようなトラブルはありませんでした)
30キロ地点を4時間42分で通過、この10キロは1時間57分、上り坂が続きましたが、2時間を切ってここも貯金ができました。
30キロを過ぎると、緩やかな下り坂が続きます。今、思うと、ここが最後の天国ポイント、まだ日陰なので、それほど暑くなく、心地よさを感じながら下っていきました。
ただ、このあたりで、通常のトレイルランの大会の距離、足にも相当負担がきて、スタート時のようなスムーズな走りはできていないなと感じました。
しばらくすると、妙高高原の街中へ、このコースの中で、一番標高の低いポイントにきました。長閑な風景ですが、良すぎる天気に、体力がどんどん消耗していくのを感じました。
第3エイドが近づいて、自動販売機を発見、この先、どこで遭遇するか分からないので、お口直しに、冷たいお茶を購入しました。
ほどなくして、第3エイド(3A)38.5km地点に到着、スタートから5時間52分、午前11時半近くで、暑さが増してきました。ランナーの会話を聞くと、例年より時間がかかっているという人が多く、コンディションはいつもより厳しいようです。
ここでも、エイドの食べ物は食べられるだけ食べて、名物冷やしトマトも丸ごと1個食べて、ハイドレーションに水も十分に補給して、次のエイド(第1関門制限時間10時間)に備えました。
3Aを離れると、関川沿いに上流に向かう砂利道が続きます。わずかな上り坂ですが、日差しを遮るものがなく、暑さが身にしみます。ここで、ほとんどの人が歩きはじめています。40km地点は6時間21分、この10kmは1時間41分で通過しました。
失速している人が続出する中、多少歩きつつ、走っていたら、徐々に順位が上がっていきました。この夏は、奥武蔵ウルトラ、北海道マラソンなど、暑いレースを経験していたので、たまに、川沿いから冷たい風が吹くのも感じて、遅いながらも踏ん張ることができました。
この暑いゾーンでは、途中、かぶり水や、私設エイド(冷やしみそ汁)、キャンプ場の水道があり、そこで頭を冷やして、生き返った気分で、前へと進みました。
長かった川沿いの道が終わり、再び、山の道に入りました。上り坂ではありますが、木陰になり気温が下がり一息つける感じです。
スタート時の元気はなくなりましたが、それでも、何とか上って、下って、途中の沢の水で、頭を冷やしたりして、50km地点を通過しました。8時間10分、この10kmは1時間46分、ここも2時間以内で、今のところ完走に向けた貯金が溜まってきています。
ほどなくして、黒姫高原の第4エイド(4A)第1関門に到着しました。8時間22分で、10時間の制限時間からは1時間38分余裕をもっていますが、体力的には、すでにいっぱいいっぱい、まだ残り半分以上もあると思うと、気が重くなってきました。
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