2012フードバレーとかちマラソン つづきです。
11月4日(日) 大会当日
朝6時半起床、晴天。ただ風が強く吹いています。
ホテルの窓から見下ろすと、下の道路で交通規制が始まり、準備が進められていました。
今回は、スタート地点がすぐそばなので、チェックアウトせずに、ホテルで準備ができるので、トイレや荷物預かりの心配がなく快適です。
(この大会は、通常の荷物預かりの他に、スタート地点付近に上着・防寒着などが預けられる場所が用意されていました。)
ホテルのバイキングで朝食を済ませ、スタート付近でウォーミングアップ、東京よりは寒いですが、帯広の平年よりは気温が高いようで、風さえなければまずまずのコンディションです。
一旦、ホテルの自分の部屋に戻って待機して、8時半過ぎに、スタート地点に並びにいきました。
街の中心部なので、多くの方が応援に駆けつけて、歩道はいっぱいになっています。
陸連登録なので、前方に並んで、(かなり厳密に、番号順での整列でした。)スタートを待ちます。
陸連公認コースでのハーフマラソンは、今年最後のレースになるので、ここで2年ぶりの自己ベスト(1時間38分35秒)更新を目指して、積極的なレースを心がけました。
午前9時ハーフマラソンの部がスタートしました。
前方なので、勢いよく飛び出す人が多く、そのペースに連られて10キロや5000メートルのレースのスピードになっています。街のど真ん中、気持ちよいです。1キロは4分20秒、速すぎるので、ここから抑え気味になります。
そして、大きな建物がなくなり、まともな向かい風を受けるようになります。さらに前半は緩やかですが、上っており、多少のペースダウンは覚悟していたのですが、次の1キロも4分36秒で、速いペースを維持しています。
帯広競馬場を過ぎて、直線が続きます。向かい風も吹き続けています。ただ、帰りは追い風になるから、前半踏ん張れば行けると思って、勇気を持って飛ばしました。キロ4分40秒台後半のペースを維持して、5キロ地点を23分5秒で通過、悪条件の中、自己ベストを出したときとほぼ同じタイムでした。
この後の5キロをペースを落とさないように我慢の走りを心がけました。6キロ過ぎで左折して、横風になり少し楽になりました。このあたりから、帯広の自然を感じるようなコースになってきました。7キロ過ぎて左折して追い風、ペースが上がってきましたが、8キロを過ぎて、このコース最大の上り坂が待っていました。この辺りが一番苦しかったですが、何とかしのいで、10キロ通過、46分38秒(ラップタイム23分33秒)でした。
3週間前の塩尻ぶどうの郷ロードレース10kmの時よりも速いタイムで、多少不安に感じつつ、つぶれてもいいので行けるところまで頑張るという気持ちになりました。折り返し地点で方向を変え、帯広の森運動公園内に一旦入って、再び、往路と同じ道を今度は下りはじめました。
しかし、13キロを過ぎてからは、向かい風になり、おまけに、集団から離れる位置で、まともに風を受ける状況で、キロ5分近くまでペースが落ちて心が折れそうになりました。
それでも何とかしのいで15キロ地点を通過、この5キロは23分35秒で、自己ベストは残り6キロの頑張り次第となりました。
ここからは、追い風、緩やかな下りで、背中を押してくれて、自然とペースが上がってきました。おまけに、後ろからペースアップしてきた女性ランナーのペースにしばらくつくことができ、16キロから17キロでは、4分22秒まで上げることができました。
その後も、長い直線でペースが落ちそうになりかけたところで、沿道の多くの声援が、最後の力になりました。キロ4分30秒台のペースを維持して、20キロ地点を通過、1時間32分46秒、この5キロは22分33秒で、過去最速ラップで、自己ベストが見えてきました。
ここまで来たら37分台のゴールを目指して、帯広の中心街をラストスパート、勢いよくゴールに駆け込んで、1時間37分49秒、2年ぶりの自己ベスト更新となりました。
2年前に自己ベストを出した坂東市いわい将門ハーフマラソンは、コースが平坦で、気象条件も曇り無風の絶好の条件だったので、更新するのは結構、厳しいかと思ったのですが、この強風下で、積極的な走りができて、ベストが出て嬉しかったです。あとは、今年中にフルマラソンもベスト更新して、3時間30分台で走れればと思っています。
ゴール後は、再び、ホテルに戻り、11時までのチェックアウトに間に合いましたが、部屋でゆっくりしたかったので、1時間チェックアウトを遅らせて、大浴場で入浴して、部屋で寛ぎました。
帯広の中心部は、大会後も、一部、歩行者天国で、出店やイベントなどが行われました。参加賞のチケットで、スイーツや飲み物、お土産を購入して楽しみました。
ゆるキャラのショーも行われていました。
帯広市内のスイーツのお店をしばし散策して、遅めの昼食は、駅構内のお店で豚丼を頂きました。やはり美味しいですね。
前日、帯広空港から幸福駅が近いことを知り、旅の最後の目的地は、幸福駅を目指すことにしました。
ローカル線の広尾線は25年前に廃線になりましたが、バスが代替運行しています。
帯広のバスターミナルで、幸福行きの切符を購入、愛国駅から幸福駅までの記念乗車券も購入しました。
「愛の国から幸福へ」愛国駅・幸福駅
590円なので、それほど時間はかからないだろうと思ったのですが、バスに揺られること約1時間、幸福バス停に到着、16時半でしたが、この時期の北海道、日没が早く、かなりうす暗くなっていました。
バス停から歩いて300メートルほどで、幸福駅に到着しました。とても趣きのある佇まい、自然の中に、解け込んでいます。駅舎の中には、無数の紙が貼られています。神社のように、願い事が書かれているのかと思ったのですが、実際に幸福になった人の報告の写真が、目立っていました。
ホームの横には、鐘があり、時折、心地よい音が鳴っていました。
幸福の鐘を鳴らしてゴールする。幸福を目指すウルトラマラソンがあったら、面白いのにとふと考えてしまいました。
幸福駅からは、空港行きのバスもありますが、時間が中途半端なので、5キロ以上ありましたが、歩いて帯広空港を目指しました。
辺りが暗くなり、夜空の星が綺麗に輝き、幻想的な風景に遭遇して、貴重な体験を得ながら、無事、帯広空港に到着、今年3度目の北海道の旅が終わりました。
帯広の中心街を走る大会、第2回大会も是非、開催してほしいと思いました。
LAP TIME
0- 5km 23:05 (4:37/km) 4:20-4:36-4:41-4:44-4:455-10km 23:33 (4:43/km) 4:45-4:44-4:32-4:48-4:45
10-15km 23:35 (4:43/km) 4:45-4:42-4:30-4:52-4:47
15-20km 22:33 (4:31/km) 4:32-4:22-4:26-4:36-4:38
20-Goal 5:03 (4:36/km)
1時間37分49秒 (4:38/km)
参加賞:ペットボトルホルダー付きウェストバック、スイーツめぐり券(500円相当)、出店金券千円相当、バナナ、スポーツドリンク、もち、各種試供品、割引券、防寒用ビニール
http://hokkaido-run.jp/obihiro/
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