2015年5月31日日曜日

2015土佐乃国横断遠足 (室戸岬-足摺岬 242km)  その3

土佐乃国横断遠足つづきです。

5月23日(土)午前4時10分起床

3時間ほどの睡眠でしたが、ベットで眠ったことで、身体がリフレッシュしました。
その後、3階の客室から地下1階のコインランドリーで、ウェアを乾燥機にかけました。
(足は回復していましたが、階段しかないホテルで、階段の往復、スタート前に足を使ってしまいました。)


乾かしたウェアを着て、午前5時10分過ぎにチェックアウト。
春野運動公園の西門を出ました。


その後、春野の休憩スペースの広いコンビニで、朝食(おにぎり、パン)を調達、しっかり食べてから、午前6時前に本格的に再スタートを切りました。



宿泊したので昨年と比べると5時間遅れですが、昨年はここからペースが落ちたので、今年は逆に挽回したいところです。


昨年は、深夜だったあじさい街道を過ぎると、四万十市まで残り100km。まだまだゴールは先です。

雄大な仁淀川大橋を渡るとスタートから100km。土佐市に入ります。


高知県では今年、初出店したセブンイレブン。
このコース上では唯一の店舗が土佐市内にありました。
支払いに、「PASMOを出しても店員さんに通じず、「SUICAみたいなやつです」と言って通じました。


土佐市街地を抜けると、 山間の道になります。
このあたりから、先行しているランナーをどんどん追い抜くイメージでいたのですが、前にも、後ろにもランナーを見る事がなく、単独走で、思ったようにペースが上がってきません。



Facebookでレースの状況をチェックすると、まだ最低でもランナーは5km以上先。
孤独の戦いが続きます。


四国だけど、新名古屋トンネルをくぐると、須崎市に入りました。




須崎の市街地に入ると、120キロ過ぎ、ちょうど半分です。


コンビニでしばし休憩、土佐かつおだしのそーめんを購入しました。
店員さんに「ここから長いですよ。高知市内までは早いですけど」と、励ましなのか、脅しなのか(笑)、激励を頂いて、後半戦が始まりました。


道の駅 かわうその里すさきの鍋焼きラーメンが気になりつつも、我慢して通過。

しばらく見えなかった海もこのあたりでは、見えます。



アップダウン、トンネルが続く道、相変わらずの単独走が続きます。
「芸西村の地引網大会、今頃やっているのだろうな。」とふと思い出したり、気持ちをまぎわらしながら、進みます。

高知なのにレストハウス琵琶湖を過ぎて、山と海と鉄道、ビューポイントが続きます。




 長いトンネルを抜けると、中土佐町。
本日は誰も抜く事も、抜かれる事もなく、一人旅が続き、寂しくなってきました。


そんな状態の時に、昨年、一緒にゴールし、今年は残念ながら出場できなかった通称「坊ちゃん」に遭遇。家族で応援に駆けつけてくれました。

ここで元気をもらって、気持ちを切り替えるとことができました。


コースは昨年までの国道56久礼坂、七子峠に変わり、トレイルの添蚯蚓(そえみみず)のへんろ道に変わります。


130キロ走った後にトレイル。大変そうに思ったのですが、酷使していた足にとっては、アスファルトから非舗装の道は、とてもやさしく、足を休めることができました。






ここでチェックポイントがあり、食事、飲み物もありました。



この時点で、順番が後ろから2番目だと分かり、前方のランナーもかなり近づいていることが分かりました。
昨年よりは3時間半遅れですが、食欲もあり、まだまだ余裕がある状態で、挽回はできそうです。


このあたりで、23日(土)10時にエントリー開始の「さいたま国際マラソン」。エントリーをしようとレース前まで準備していたのですが、すっかり忘れていたことに気がつきました。(土佐乃国に集中していたので仕方ないなと思い、素直に諦めました。)



長いへんろ道を抜けると、ようやく前方に6人のランナーが見えました。
昨年、一緒にゴールしたランナーも。


一人では、なかなかペースが上がらなかったのですが、一緒に走ることでリズムが良くなって、ペースアップ、6人を抜いて、第4AS クラインガルテン四万十を目指します。


昨年は、歩いていた道で、エイドまでがかなり遠いと思ったのですが、今年はあっという間にエイドが近づいてきました。





17時過ぎになるかと、思ったのですが、16時45分頃に152kmのクラインガルテン四万十に到着しました。


昨年より3時間遅れですが、今年はすでに睡眠をとっているので、ここでの休憩を短くできます。

ここでは、うどんと玉子焼きを頂き、力を蓄えます。
携帯等、充電をして、この夜の防寒、雨対策など準備をします。

雨も降り始めて、終盤は厳しい戦いになりそうです。


午後6時過ぎ、昨年よりは1時間遅れで再出発しました。
この区間は、昨年一緒にゴールしたランナーと併走することに。
昨年は、この地点で、汗を全くかかなくなる一方で、頻尿状態になり、終盤の意識障害をもたらす前兆が起きていましたが、今年は、足が痛い他は、身体に余裕度があり元気でした。



芋けんぴ・塩けんぴで有名の水車亭 を左折して再び国道56号線に入って、しばらくすると山道が続きます。

雨が降ったり、止んだりの状態で、気温も下がる中、コースは黒潮町に。
昨年は、一晩中格闘した難所、今年も苦労しそうですが、単独走でない分、心にゆとりがありました。

ここから、しばらくは、土佐佐賀温泉こぶしの里、以外は、大きな建物がほとんどなく、明かりもなく、真っ暗な道が続きます。


このあたりは、無理せず歩いて進んでいるのですが、睡魔が徐々に湧いてきました。


途中に、施設エイドの車に遭遇して、温かいお茶をもらいながら、何とか、久しぶりのコンビニ(土佐佐賀駅近く)に到着しました。


5月24日(日)午前0時を過ぎて、今年もここで、きつねうどんを頂きました。


お腹が満たされると、睡魔が最高潮に。おまけに、海沿いの道になり、波音がさらに眠りを誘う事に。

昨年は、我慢していましたが、今年は、無理せずに眠る事に。
公園や建物の陰、バス停など、眠くなった時点で、数十分ほど仮眠をとって、回復してから進むようにしました。



明け方近くに、ヘッドライトを壊してしまうアクシデントもありましたが、何とか2日目の夜を越えることができました。



このあたりから、足摺岬のゴールに辿り着いたランナーの情報が入ってきましたが、焦らず一歩ずつ、一歩ずつゴールを目指します。




夜明けの太平洋、雨もいつのまにか止んで、清々しい天気になってきました。


朝6時前、道の駅ビオスおおがたに到着。ここは、ゴールデンウィークに大方シーサイドはだしマラソンが行われる場所、美しいビーチ、サーファーの姿も数多く見る事ができました。


ここの私設のエイドで、この大会初めて、コーヒーを飲みました。 これで、フィニッシュまで、眠らずいけそうです。


この後、コンビニで、充電器を調達して、ゴールの撮影できるよう準備を整えました。



道路標示に「足摺岬」が登場して、ゴールが近づいてきたことを感じ始めます。



今年も長かった黒潮町が終わり、四万十市へ。
早くゴールしたい気持ちを抑えつつ、ラストに備えて、歩き続けることに。



四万十市街に入って、チェックポイントの写真を撮り、


待ちに待った四万十川に。 1年ぶりに見る雄大な景色です。


四万十大橋手前の最終チェックポイント 兼 休憩ポイントは、
5月24日(日)朝9時35分頃に到着。
昨年より2時間遅れ、そして、いよいよ、あのポイントが近づいてきました。


→その4へつづく

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2014土佐乃国横断遠足 (室戸岬ー足摺岬 242km)  完走記
(その1) http://bit.ly/1tpRR3G
(その2) http://bit.ly/1nzo9fk
(その3) http://bit.ly/1ez8QjX
(その4) http://bit.ly/1J8rz14
(その5) http://bit.ly/1dzqtjw
(その6) http://bit.ly/1JWMUey

47都道府県制覇 出場マラソン大会の完走記 http://bit.ly/1m26LxD
土佐の国横断遠足

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)