2015年11月28日土曜日

2015つくばマラソン

2015年11月22日(日)つくばマラソン(フル)

1995年11月 初フルマラソンは、20歳のつくばマラソンでした。
あれから20年、94回目のフルマラソンは、11度目のつくばマラソンでした。

当初は、年1回つくばマラソンを走ることが恒例でしたが、最近は、地方でフルマラソンを走るようになり、つくばを毎年走ることはなくなりましたが、つくばエクスプレスが開通した2005年、自己記録狙いでエントリーした2012年と、何年かに一度はエントリーしてきました。

そして、今年は、11/15のさいたま国際マラソン、神戸マラソンにエントリーできなかったこともあり、フルマラソンデビューから20年記念のつくばマラソンを走ることにしました。

(詳しくは、2012つくばマラソン (その1:過去の歴史編?) http://bit.ly/Uf4nmt


大会当日朝、午前4時半に起きて、準備をします。ナンバーカード等は事前送付だったので、ほぼすぐに走れる格好で、午前5時半過ぎに家を出ました。

電車の乗り換え時間を利用して、駅のトイレを使用したりして、秋葉原駅6時30分発、つくば行きの快速列車に乗りました。


車内は九分九厘ランナーで満員です。つくばエクスプレスができる前は、土浦駅からバスだったり、東京から高速バスだったりで、かなり時間を要していましたが、今はあっという間です。


つくば駅の手前の研究学園駅からバスが出ますが、終点のつくば駅まで乗車します。
つくば駅からウォーミングアップを兼ねて、会場まで歩くのが、つくばマラソンでのルーティンになっています。


紅葉が綺麗で、秋を感じる道を歩いていきます。




午前7時50分には、会場の筑波大学の構内に到着。3年前とは会場のレイアウトが変わっていて、戸惑いましたが、早めに荷物を預けて、スタートの準備をしました。




今年から新コース、そして、申告タイム順に9時、9時10分、9時20分の3段階のウェーブスタートが導入されました。

私は2番目の9時10分スタートで、少し時間がありましたが、1番目のウェーブスタートは、記録狙いということもあり、早い時間から整列する人が多かったです。


そして、午前9時、第1ウェーブがスタート。

第2ウェーブのランナーは、空いたスタート地点に歩いていきます。


午前9時10分、自分にとって11回目のつくばマラソンがスタートしました。


同じぐらいの走力のランナーが集まっているので、極端に速い人、極端に遅い人がいないので、ランナーで密集していましたが、今まで経験したことがないくらいスムーズなスタートでした。

そんな中、キロ5分強の好調な出足で、つくばマラソンスタートしました。

3年前は3時間40分切りの当時の自己記録を出しましたが、今年は、不調続き、今秋のフルマラソンでは一度も4時間を切っておらず、サブ4を目標に走ることにしました。


曇り、微風、肌寒く、走るには絶好のコンディションで、大学構内の銀杏並木の景色を楽しみながら、順調な走りで、5kmを通過しました。

25分55秒、久しぶり25分台でホッとしました。

コースは陸橋のアップダウンを超えて学園西大通りに。サブ4目標なので、多少ペースを落として走っていきます。


今夏、住民投票によって白紙撤回となった、つくば市の運動公園計画地あたりを通過。
(完成したら、つくばマラソンの主会場もこちらに変更する予定になっていましたが、駅から遠く離れた場所では、バスでの送迎は大変で今以上に費用もかかりますし、サッカー、バスケのプロチームも駅近の競技場を望んでいたようですし、計画はオーバースペックでこの判断は良かったと思います。本来は、中高生が競技会をする陸上競技場がないので、作るという話だったので、それだけ作ることにすれば良かったと思います。)

10kmまでの5kmは、26分25秒。ここまでは、今までの不調がうそのような良いペースです。


コースはまた黄色が鮮やかな銀杏並木へ。

工業団地ということもあり、沿道の人はおらず、そして、ランナーも会話が聞こえず、ただ足音が聞こえる。つくばマラソンは記録狙いということもあり、みんな、本気モードです。
今月走った富山マラソンおかやまマラソンとギャップが激しいですが、昔は、つくばマラソンの方が普通だったのですが、今では新鮮に感じます。


15km通過、この5kmは、26分54秒。身体は余裕でしたが、ペースが上がらず、ちょっと不安になってきました。


コースは、ここから新しくなり、初めて走る道に入りました。


何か思ったほどペースが上がらない、そんな感じを持ちながら、20kmを通過。この5kmは27分23秒。まずいなという気持ちになった途端、右膝が痛くなり始めました。


普段であれば、踵、足の裏や腿あたりが痛くなるのですが、いつもと違う場所が痛くなったことで、走りのリズムが急に悪くなってしまいました。


中間点は1時間52分台で通過しましたが、ペースがキロ6分を超えるようになって、周りのランナーにどんどん抜かれるようになりました。

2005年以前まで利用していたコースに入り、懐かしさを感じつつも、当時と同じように苦しむ道となりました。


給水・給食所で立ち止まって、ストレッチ、何とかリズムを変えようとするも、なかなか復活しません。


走りながらU-Streamで生中継、リポートしているM高史さんに給水所毎に、何度も何度も抜かれるようになります。


25kmまでの5kmは30分を超えてしまいました。
レース中に初めて、つくばエクスプレスの通過する電車を見て、コースは昔も利用していない初めての道に入りました。


もう足が止まり、景色を見る余裕がなく苦しい状態になってきましたが、この当たりは、応援が多く、歩き出しそうな状況を何とか食い止めることができました。



給食エリアで、バナナやパンを食べて、折り返し、残り3分の1、今回もまた苦しい道のりになりました。



30km通過、この5kmは34分58秒。どうも、キロ6分半から7分で走るウルトラマラソンの走りにフルマラソンでも陥る傾向が続いています。


20年前の初マラソンの記録4時間27分は、せめて上回りたい。30km以降はそこが目標となってきました。


つくばマラソン名物、おしるこエイドで、身体を温めて、ラストに向けて頑張ろうとするのですが、なかなかペースは上がってきません。膝の痛みも気になります。


35kmまでの5kmは36分かかりました。
昨年1年は全レース、サブ4で走れていたのに、今年は、4月の長野マラソン以来、走れておらず、完全にサブ4の走り方を忘れてしまっている感じで、空しい気持ちです。


20年前も走ったコースに戻り、当時のことを思い出しながら、20年経っても、あまり進歩していない走りにもどかしい気持ちになりましたが、踏ん張って走ります。


陸橋の上り坂を超えて、筑波大学の構内へ、キロ7分ペースで落ちもせず、上がりもせず、何とか、20年前の記録よりは上回りそうです。




つくば大学構内で折り返して、40km地点を通過。すでにスタートから4時間を経過してしまいました。

最後は構内のアップダウンも、多少ペースを上げて、ゴールの陸上競技場へ



4時間19分。

サブ4を目指していたのですが、残念ながら不本意な結果となってしまいました。
フィニッシュ後も、疲労感はなくむしろ元気で、フルマラソンを出し切った感はありませんでした。

前週の上尾シティマラソン(ハーフ)では、1時間43分で走れているので、途中、膝の痛みが出ましたが、サブ4で走れる状態であっただけに、初マラソンから20年経っても、大人の走りができない不甲斐なさを感じました。

どうも、集中力が足りず、すぐにペースを落としてしまっています。練習不足もありますが、気持ちの面の問題が大きいので、次のレースでは改善できるように頑張りたいです。

フルマラソン90回目の完走ですが、まだまだ修行が足りないようです。




20年前のつくばマラソンの参加料は、おそらく3,500円で、エントリーは、インターネットでの申し込みはできず、申し込み用紙を事務局から取り寄せて、郵便振込していました。
現在、参加料7,000円となりましたが、距離表示は20年前の5km毎から1km毎に、タイム計測も5km毎、中間地点の計測も行われるようになりました。
給食も当時はバナナしかありませんでしたが、今は種類が増えました。
交通規制も、途中、車の通行のために、ランナーが止まることがあったり、4時間経過したら歩道に上げられ、信号遵守など、制約が多かったですが、今はランナーが途中止められることはなくなりました。

マラソン大会の環境は良くなったことも、20年経って感じた今大会でした。
LAP TIME
  0-  5km 25:55 (5:11.0/km)
  5-10km 26:25 (5:17.0/km)
10-15km 26:54 (5:22.8/km)
15-20km 27:23 (5:28.6/km)
20-25km 30:28 (6:05.6/km)
25-30km 34:58 (6:59.6/km)
30-35km 36:36 (7:19.2/km)
35-40km 36:12 (7:14.4/km)
40-Finish 14:32 (6:37.3/km)

前半 1:52:47 (5:20.7/km)
後半 2:26:36 (6:56.9/km)

ネットタイム 4:19:23 (6:08.8/km)
グロスタイム 4:19:43 

つくばマラソン 全成績
1995年 4時間27分29秒 
1996年 5時間24分29秒
1997年 4時間49分00秒
1998年 4時間37分08秒
1999年 4時間49分41秒
2000年 4時間44分39秒
2001年 4時間49分07秒
2002年 5時間04分59秒
2005年 3時間59分32秒
2012年 3時間39分12秒
2015年 4時間19分23秒

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参加賞:振動LEDライト、ドリンク、うまい棒、チョコ

http://www.tsukuba-marathon.com/

つくばマラソン 動画

男子結果
1 濱崎 武雅 (甲斐市陸協) 2:23:57 (3:24.7/km)
2 岡山 春紀  2:25:00 (3:26.2/km)
3 伊藤 育生 (海老川の力) 2:26:45 (3:28.7/km)
4 岩田 大樹 (DreamAC) 2:27:39 (3:30.0/km)
5 清谷 公紀  2:29:42 (3:32.9/km)
6 山越 貴洋 (茨城牛久走友会) 2:29:55 (3:33.2/km)
7 橋本 健利  2:31:13 (3:35.0/km)
8 伏木 蒼太郎 (筑波陸上同好会) 2:31:24 (3:35.3/km)

女子結果
1 俵 千香  2:39:52 (3:47.3/km)
2 鈴木 遥 (ランビッツ) 2:47:34 (3:58.3/km)
3 佐藤 麻衣子 (AC・KITA) 2:49:27 (4:01.0/km)
4 綾部 しのぶ (ドリームAC) 2:52:13 (4:04.9/km)
5 三浦 可奈美 (東京陸協) 2:52:26 (4:05.2/km)
6 大庭 知子 (霞ケ丘AC) 2:53:14 (4:06.3/km)
7 佐々木 寿子 (東京WINGS) 2:53:36 (4:06.9/km)
8 大森 由香子 (筑波大学) 2:54:17 (4:07.8/km)

フルマラソン (制限6時間〜6時間20分)
出走者 12,936人
完走者 12,290人
完走率 95.0%

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間09分56秒 ルース・チェプンゲティッチ (ケニア) 2024年10月 シカゴマラソン (3分05秒/km)

◆女子日本記録 2時間18分59秒 前田穂南 2024年1月 大阪国際女子マラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間05分35秒 Aleksandr SOROKIN (リトアニア)  2023年5月 Vilnius (LTU) (3分39秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分30秒 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2024年10月(スペイン・バレンシア)(2分44秒/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)